plusnineのブログ

メンエスに10年通った自分がメンエス嬢との交流や体験についてお話します。

ストーカーに出待ちされたセラピスト


元々はセラピストと親しくなるテーマについて続きを書くつもりでしたが...



ちょっと休憩




メンエスに限らず、男女問わず接客業では、お客さんがガチ恋してしまってストーカー化する事が度々あるようです。そんなストーカーの話を。




深夜に仲良いセラピストからLINE電話が入りました。LINEでいつもやり取りしてたものの、電話は初めてでしかも深夜。ちょっとびっくりしながら電話に出ると泣きそうな声で助けて欲しいと...。



事情を聞いてみると...。どうやら何度もプライベートで出掛けようと誘ってきた客がいて、困って出禁にしたらしい。ところが諦めずにその客は何度も電話してきて(要するに本人は出禁と気づいていない)予約を取ろうとする。



その日も満枠です、と電話番は対応したとのこと。そのお店はファミリータイプで、同じ世帯にルームがいくつかあるタイプのお店。本来店には電話番または店長と、他のセラピストが一緒に部屋にいるはずが...たまたまその日はスタッフが誰もおらず、他のセラピストも本人より少し早めに上がることになっていたようで。要するにラストは1人になってしまう状況だったようです。


そんな中、少し早く上がったセラピストがマンションを出ようとした所、向かいのビルのエントランスから隠れてこっちを見ている男性が...。


あれ、これもしかしたら?と不審に思い、部屋に戻ってきて「今さ、帰ろうとして外出たんだけど...向かいのビルにいる男性って○○ちゃんの出禁にした客じゃない?」と教えてくれた。焦って様子を伺ってみると...やはりそこには出禁にした客が半身でこっちを伺っていた。



これはヤバいと焦ってオーナーや店長に電話する。ところがその日に限って誰も店には来れないらしい。オーナーからは店に泊まっちゃえば?と言われたものの、その子は翌日実家に朝早い新幹線で帰る予定のようで、どうしても終電あたりには帰りたい。タクシーを呼ぶにしてもエントランスから出た時に出禁客に捕まりそうだし...。




と、困って、割と家が近かった自分に電話が来たわけです。さすがに可哀想なのでクルマで迎えに行く事に。



でもよくよく考えてみたら。自分がそのセラピストを迎えに行って。そのセラピストが横に乗ってきたのを見たら、出禁客から見たら明らかに彼氏が迎えに来たように思われそう。そうなると車のナンバーも見られるわけだし。自分が恨まれたら嫌だなと思って色々考えながらお店のマンションに向かう。




そこで思いついたのが

「スタッフのふりをしよう」

と。迷惑なのでやめてください、と注意したら帰るかも?と。



マンション前に着くと...。確かにいました笑 50代ぐらいの普通のおっちゃんでした。こんな普通のおっちゃんも恋すると暴走するんだなぁ...と思いながらマンション前にクルマを止める。クルマを出て早足で向かいのビルに向かうと、一気におっちゃんの腕を掴む。



「すいません。ウチの○○のお客様ですよね。もしかして○○のこと出待ちしてます?」

ときつい口調で問いかける。



おっちゃんは下を向きながら震える声で

「いや、知りません」

と、小声で言いながら手を振り解こうとする。


これはイケる!と確信して

「すいません、そういうことされると本当に困るんですよ。事務所入ってオーナーと話しましょう!」

と言うと、泣きそうになりながらおっちゃんは必死で逃げだそうとする。



タイミングを見て手を緩めるとおっちゃんはダッシュで逃げて行った。一応少し追いかけて、姿が消えたところでマンション前に戻る。エントランスで泣いていたセラピストを慰めながらクルマに乗せて送って行きました。




「本当にありがとう。お礼はまたするね!」と降りるころには笑顔になった彼女。お礼ってなんだろーなー、と下心が膨らむ。





そして一週間後。彼女からLINEが入りました。そこには...





「○○さん、こないだはありがとう!実はね、彼氏が出来てメンエス辞める事にしたんだ!色々感謝してる!元気でね!」



...えーっと。お礼は?...ま、元気ならいっか。

と、なんだか虚しくなる自分がいました笑






長々とお付き合い頂きありがとうございました。

セラピストは魅力的ですし、こうやって暴走しちゃう気持ちもわからなくはありません。でもそんな事をしても絶対にセラピストは振り向いてくれないですし、嫌われてしまいます。ですので、そういう気持ちを持った人の少しでも役に立てばとこのブログを書き始めました。




気が向いたらまたお付き合い下さい。





ではまた。

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