あるセラピストと付き合ったきっかけ
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何度か書いているように、今まで何人かのセラピストと、風俗嬢も合わせると結構な人数お付き合いしています。
これは出会い系とかアプリとかではなく、全てお店に客として入った事がきっかけです。
元々最初から店の女の子を落とそう!と思って通ったわけではありません。逆に店の女の子は客の事を下に見てるんだろうな、と思っていました。
そんな中で、どんな風に付き合うことになったか...。
がっかりさせる言い方になりますが、これが決め手!というのはなかったと思います。結局は普通に仲良くなって関係が深まり、プライベートで会い始めて、結果付き合うことに、という流れでした。
なので自分は、まず関係を深めるために、という記事を色々書いているわけです。
ただ、中にはいきなり深い関係になった場合もあります。その流れがあまりに特殊だったので印象に残っています。今回はその件を書きたいと思います。本人の事情や背景は少しフェイクをいれてありますが、自分とのやり取りは実話です。
あるメンエス激戦区でのこと。新しくお店が出来たため、予約してフリーで入りました。熟女店だったようですが、出てきたのは女子アナのようで見た目30代前半。元テレ東で現在フリーの鷲見アナに似てる美人。(以下鷲見さんと呼びます)
おー、当たりだなー、と思いながら施術を受けました。ただ、正直...可もなく不可もなく。会話は楽しく盛り上がったものの、施術はぎこちなく、密着などもおとなしめ。そのまま特に印象に残ることもなく、また来てね!と言われ帰途につきました。
後々知ったのですが、そこの店。かなり過激な施術が売りだったらしく、その後激混み。当然入ろうにもなかなか予約も取れず...結局3ヶ月が経過しました。
ある日、夕方早めに仕事が終わりメンエスに行こうと色々問い合わせをしたものの。ちょうど早番と遅番の入れ替わりあたりの時間になり、入れるお店がなかなかありませんでした。そこで先程の鷲見さんがいたお店にダメ元で連絡します。
すると空いてますよ、と。しかも前回入った鷲見さんがちょうど空いています、と。じゃあ指名で、と予約してお店に向かいました。
正直、あまり期待もしておらず、普通にマッサージだろうなー、と思いながらインターホンを押しました。玄関を開けるとそこに鷲見さんが立っていましたが...なんか泣きそうな表情。あれ?と思いながら扉をしめて部屋に入ろうとしたら...。
いきなり鷲見さん、抱きついてきました。
そして小声で
「ずっと待ってた...」
と。
なんだこれ、凄い営業方法だな、とメンエスに行き過ぎて汚れた俺の思考はそう考えたわけですがw
熱烈な歓迎を受けた後部屋にはいり、ソファに腰掛けると鷲見さん、涙ぐみながらしがみついてくる。さすがに営業接客にしてはやりすぎじゃ?と思っていると、鷲見さん。事情と経緯を色々話してくれました。
子持ちのシンママだった鷲見さんは色々事情があり、今の仕事のシフトを減らされてしまったため仕事を探すことに。ただ、子供のことを考えるとパートでは収入面で不安だったので、高収入の仕事を探してメンエスを知ったとのこと。
全くのメンエス未経験だった鷲見さんは年齢的に無理かなと思っていたら、その店に採用されてすごい助かった、と。(多分他の店でも余裕で採用されたと思うけど...)
ところが、マッサージ講習が終わった際に店の人からある事を言われます。
「確かにメンズエステは風俗じゃないです。ただこのお店は割と、そういう性欲目的の男性客に対しても寛容にする事を売りにしています。だからある程度触ってきたり、触らせてきたりすることにも対応しないとやっていけないからね?」
と。
風俗じゃないと安心して働こうと思っていた鷲見さんはショックを受けたようです。ただ採用されて講習も終わったのに、今更すぐやっぱり辞めますなんて言えない。そう思いながらお客さん待ちの状態に入りました。
そこで最初に入ってきた客が、前回の俺だったようです。
緊張しながら接客していると、紳士的で優しく接してくれてかなりホッとしたようでした。(自分で書くのは恥ずかしいのですが、鷲見さんはそう感じたようですw)施術中も大人しく、触ってきたり過激なことを求めたりもなく、最後に正面から抱きついた時だけ初めて触れて抱きしめ返してくれた、と。ああ、こんなお客さんならこの仕事なんとかやっていけるな、と頑張る気力が出たそうです。
ところが...
次の客。見た目はもう少し若くてイケメンだったようですが...。
最初から紙パンツを履こうとしない。触ってくるどころか下着の中に手を入れてくる。ひたすらヤらせてヤらせての連呼。最後抜いてくれ、というのを断ったら無理矢理押さえつけられて、自分でしながら鷲見さんの足の上に出されたそうです。
あまりの出来事にショックを受けながらもお客さんを帰し、受終の時間になったので片付けているとスタッフが来て今日の給料を渡してくれました。もちろん事前に聞いていたものの、今までのパートではあり得ないような金額でした。
客質とお金のどちらにも驚いて複雑な気持ちで帰宅しました。しかし、子供のことを考えると...やはり優先されるべきはお金と判断したとのこと。そのまま鷲見さんは出勤を続けました。
とはいえ、やはり相変わらずの客層の悪さ。だんだん心がすり減っていきます。そこで鷲見さんは思いました。最初に入ってくれた、あのお客さんがもう一回来てくれるまでは頑張ろう、と。
という背景から冒頭の状況になったわけです。俺の魅力で...ではなく、他の客層が悪すぎたゆえにバイアスがかかって俺が良い人に見えていたようですw
結局ソファに座ったまま、ずっと泣きながら話す鷲見さんの頭を撫でながら時間が終了。鷲見さんは申し訳ないと必死で頭を下げる。そんな話を聞いていて怒れるわけもないし、仕方ないよ、また今度来た時にちゃんとマッサージしてもらうから、と返答すると...。
それじゃ嫌だからこの後時間取ってほしい、と鷲見さん。シフト時間的にもう次はお客さん取れないから帰ると。結局その後待ち合わせしてホテルへ。まぁ当然マッサージではなく...ということにw
その後連絡先を交換してプライベートな関係になりました。たまたま色々な状況が絡んで奇跡的な方向に進んだ話ではあります。
ただ一つ言えるのは。どんなお店でもマナーを守ってセラピストにも紳士的に行動していると、時々良い事があります、と言いたいです。
ではまた。
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