またまた雑談〜意味がわかると怖い話
雑記ブログに変えようかな。それなら書きたいことは山ほどあるのだけどw
元々書く事が好きで、実はライター志望だったりします。まぁ今からだとちょっと...と思っていたところに。
あるメンズエステオーナーから、説明文書くの上手いしブログでもやったら?と。色々経験してるし書いておいて損はないと思うよ?と言われたのがきっかけです。
さてさて。
自分は映画もよく見ますが、ホラーよりもサスペンスやミステリーの方が好きです。不思議な現象が起きて恐怖を演出されても...それが幽霊とかの仕業だとなった瞬間冷めちゃうんですよね。
それならなんでもアリじゃん、と。
特に自分は過去の経験から、生きている人間が1番怖いと思っています。
というわけで。自分がゾッとした、実話と言われている意味がわかると怖い話を一つご紹介します。
ガソリンスタンドにて
A子は某地方都市に住む会社員。都市とはいえ都会に比べたら田舎になるので、交通手段はマイカーがメイン。
今日もA子は週末の休みに買い物をしようと、隣町のショッピングセンターへ車を走らせる。いつものお店で買い物をしていると、展示していたテレビにニュースが流れる。
「〇〇県〇〇市にて本日、強盗殺人事件が発生致しました。現在も犯人は逃走中です。犯人は中年の男性で、黒いダウンジャケットに帽子を被っていると思われます。近隣の方はご注意下さい。」
あれ、ここの市のことだ。こんな田舎でも怖い事件が起きるのか、他人事のように思いながらも、安全のために今日は早めに帰ろうと買い物を切り上げて車に戻る。
車のドアノブに手を掛けて気付く。
しまった、またやった...。
ドアにカギをかけなかったのである。
田舎暮らしが長くなったA子はすっかり周りの雰囲気に流されていた。周りでは家の鍵もかけないし、クルマもキーを差しっぱなしでとめている。
それでも自分は女性だし、一応気を付けておこうと注意していたのだが...慣れは怖いものである。
特に大きい買い物もしなかったA子はトランクを開けることもなく、運転席に乗り込み、車をスタートさせる。
峠を一つ越えるとA子が住む街に入るのだが、途中でガソリンが無い事に気付く。山道の途中にあるスタンドに寄ります。
スタンドに入ると店員が近づいてきます。
店員に
「レギュラー満タン。カードでお願いします」
と言うと...
いぶかしげにこちらを見る店員。
すると店員は
「あの...すいません。会計しようとしているそのクレジットカード見せてもらっても良いですか?」
と言います。
え?なんだろうと思いカードを差し出すと...
「このカード...犯罪に使われてる可能性高いですね。電話して確認するので降りてもらって良いですか?」
動揺しながらドアを開けて外にでる。すると店員が腕をつかみ、店内で話しましょうとA子を引っ張って行く。
「やめてください!」
A子は身の危険を感じながら叫ぶも店員は手を離さない。そのまま店内に引き摺り込まれると、店員は店のカギをしめた。
すると店員が一言。
「危なかったですね、とりあえず警察に電話しましょう」
...さて。一応話はここで終わりです。
皆さま意味はわかりましたか?
わからない方のためにヒントです。
・テレビではどんなニュースが流れていましたか?
・買い物でクルマから離れていましたが、車にロックはかかっていませんでした。
・店員の行動が無ければA子は危険でした。
...さていかがでしょうか?
では答え合わせです。
買い物中に流れていたニュースでは、地元で強盗殺人事件が起こり犯人が逃走中と言っていました。その犯人がA子が買い物中にA子の車の後部座席に逃げ込み、そこに隠れていたのです。
買い物を早めに切り上げで荷物が少なかったA子は後ろを確認せずに、そのまま犯人を乗せたまま発進しました。
ガソリンスタンドでA子の車に近づいてきた店員は、後部座席にニュースで流れていた特徴の男が隠れていることに気付きます。もしそこで犯人がいる!と指摘してしまったら、A子が襲われてクルマを奪い逃走するかもしれません。
そこで店員さんは機転を効かせて、カードに異常がある、とA子を店内に連れて行ったのです。
この後どうなったのかはわかりません。ただ、スタンドの店員さんの行動がなければ、この後A子は襲われてクルマを奪われていたことでしょう。
さて、いかがだったでしょうか?
その話知ってるよ、という方ごめんなさい。
次も同じような怖い話を書いてみたいと思います。
ではまた。