会話が上手になるために
何度も、親しくなるためには会話が重要と書かせていただいてます。
会話が苦手、という方はやっぱり多いようですね。ただ、セラピストが...だけではなく、どんな場合においても人と円滑にコミュニケーションをはかれることは日常的にプラスになります。
ですので、再度この話題にふれてみたいと思います。
自分は営業経験が長く、会話は得意です。ただ、カウンセラーでもその道の何か権威を持っているわけでもないので、あくまで素人の意見とお聞き下さい。
会話はキャッチボールに例えられる、とは以前にも書きました。キャッチボールは相手が受け取りやすいボールを投げてあげることで続いていきます。
例えば。
相手から
「今日外は凄い暑かったですね」
と言われた時。
「そうですね」
と返答。これはどうでしょうか?一応答えてはいます。でも会話を続けようとはしていませんね。キャッチボールだと、ボールを受け取ったものの投げ返さないようなものです。すると相手はまたボールを投げなければならず、いつかは疲れて会話を続けるのをやめてしまうでしょう。
「夏なんだから当たり前じゃん」
と返答。これも一応返答はしています。ただ言い方がキツすぎます。これでは相手が投げたボールに対して「こんなクソボール投げてんじゃねえよ」と言っているようなものです。当然相手も会話する気は失せてしまうことでしょう。
では一つ前の返答をアレンジしてみます。
「夏だから仕方ないよねー。暑いのは苦手?」
と返答。しっかり相手の質問を受け止めつつ、さらに質問を投げかけることで会話のキャッチボールを続けていく事が出来ますね。
質問に質問で返すのは失礼だ!
ということもよく聞きます。
ただこれは
「食べ物は何が好きなの?」
という質問に対して
「え、自分は何が好きなわけ?」
と答えてしまうような事を指します。
相手の質問に対して受け止めもせずに質問してしまうと、相手からするならまず質問に答えてよ!と思われてしまいます。
ただ、何も質問する事が悪いわけではありません。
会話をする上では当然質問は大事です。円滑なコミュニケーションをはかるためには、相手に関心を持つことが必要になります。そのためには当然質問して、考えを知らなくてはいけません。
とは言えこの質問も難しくて...
相手との距離感によって、して良い質問、気まずくなってしまう質問があります。
当たり障りない会話や質問、例えば天気の話や季節の話であれば、特に気まずくなることもないでしょう。ただそんな話だけでは当然関係を深めることにはなりません。
そうなるとやはり、お互いに関心がある話題を見つけるのが1番になります。
だれでも興味を持ちそうな話題(食べ物の話など)で無難に会話を続けるのも悪くはないと思います。ある程度話も続くでしょう。
ただ本当はもっとニッチな、お互いの好みが合う話題が見つかれば1番良いと思います。要するに趣味好みの話ですね。
あの...ご趣味は?なんて聞くのもイマイチだと思います。お見合いじゃないんですからw
自分の場合になりますが。
言い方は悪いですが、相手の食いつきそうなエサを撒いておきます。特に自分の場合は多趣味なのでどれかで関心持ってくれて引っかかれば、と。そのエサですが...
・靴や洋服にこだわりがあるので、ブーツであったり、ジャケットに綺麗な物を着ていきます。ファッション好きなら「オシャレですねー」と会話してくれます。単なるお世辞の場合もありますが、洋服好きならどこで買うか、あそこのアウトレットが良かったなどの話題を広げられます。
・好きなアニメのキーホルダーをカギにつけています。アニメ好きなら、例えそのキャラクターを知らなかったとしても「それなんのアニメですか?」と話しかけられて会話が広がります。
・スマホの待ち受けをネコの画像にしています。ネコを飼っているので意識してやっていたことではないのですが、ネコ好き、またはネコを飼っている人なら必ず食いつきます。
・あとはスイーツ好きの場合を想定して手土産を持って行きます。有名店のマカロンとかであればまずハズレはないです。4個セットで¥1200ぐらいので十分かと。ここ美味しいんですよねーみたいな会話の流れになったりします。
・あとはなりふり構わず他に話題を作ったりもします。自分はメルカリでせどりをやっているのですが、副業に関心あったりすると食いつかれます。メンエスに入った時など...ソファに最初に座った時にあえてスマホでメルカリを開いて「ちょっと待ってね、せどりやってて売却の処理だけさせて...」と言ったり。または友達と、お笑いのライブに行くんだけどそのチケットを...とスマホを触ってみたり。
とにかく色々なネタを振り撒いて食いつくところを探すことが多いですw
探りながら色々共通の話題を探すのも大変なので、最初に反応が強かったところで会話を広げたりしますね。
ただ一つ注意を。
共通の趣味話題があると嬉しくなって色々しゃべってしまいがちです。でも気をつけていないと一方的にずっと話してしまったり、好みを押し付けたり、または相手の好みを否定してしまったり。会話は続くものの、相手の印象を下げてしまうことがないように気をつけましょう。
何度もいいますが、会話はキャッチボールです。
相手が受け止めやすいボールを投げるように意識しましょう。盛り上がって嬉しくなるとつい、強いボールを投げがちです。常に受け取りやすい優しいボールを投げているなら、相手にとっても印象良く話して楽しい人と記憶されると思います。
長々と書き連ねましたが、読んで下さりありがとうございました。
ではまた。